2007年08月27日

Jリーグの中の異世界:「祝祭空間としてのアルビレックス」

今年は色々と週末が忙しく、一度もいけなかったアルビレックスのホーム試合。
ようやく、仕事の出張も兼ねて、観戦することが出来ました。

やっぱり、この雰囲気は最高だなあ。
NEC_0408.JPG
試合も前半の間は最高だったしね・・・

決めるべき所は決めないとね。

 

しかし、本日は"No life, No Football"(サッカーネタ)のエントリーではありません。
"不易流行通信番外編"(本誌はどうした、とツッコまないでね)のエントリーです。

さて、本日の試合は、試合開始4時間前の14:00入り。
その理由は、我が盟友であるアライアンス2002の企画「出張もくはち」に参加兼お手伝いが有ったらからです。

NEC_0402.JPG

「もくはち」とは新潟でもう5年以上行われている「一人から出来る、初心者でも出来るサッカー体験」を提供する活動で、その名の通り「木曜日午後8時」、更には(好評のため)「月曜日」にも開かれています。
基本的には、新潟のサッカー好きが私的につくった「NPO団体アライアンス2002」が主催していますが、アルビレックス新潟も場所の提供やスタッフ(コーチなど)で加わっています。
通常、サッカーのボランティア活動というと、「会社(サッカーチームのオーナー企業)が行う活動に、サポーターが参加する」という形式がほとんどです。(試合会場でのキップのもぎり等)
しかし、この場合は「サポーターが行う活動に、会社が参加する」というところがミソです。
こういった「価値づくりにおけるオープンシステム」はJリーグの十八番ともいえるものです。

この話をし出すと長くなりますが、実は今日のブログの本題は、この話ではありません。
では、どういう話かというと・・・・

 

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2007年08月25日

地域ブランド調査2007結果報告会:1位、札幌市かわらずも、京都が急迫。

昨日(2007年8月24日)に、ブランド総合研究所主催の「地域ブランド調査2007」の結果報告会に行って参りました。
今年で2回目、この種の調査では草分け的な存在です。

既に調査の特設サイトがオープンしているので、細かい調査スペックについてはそちらを。
現在は、「市の魅力度ランキング」トップ10や「魅力度上昇ランキング」トップ10のデータや、「住みたいまちランキング」トップ50などがアップされています。かなり細かいデータが出ているので、実際にチェックしてみて下さい。
ちなみに、今後はオリジナル視点の「分析レポート」も続々アップされるそうですから、ブックマークしておくのも一つです。
(ただ、このサイトはIE7だとレイアウトが崩れるんです。それともウチのPCがおかしいのかな。あと、特別レポートはRSS対応にしてあると、新しいレポートが出る毎にチェックできるのですが・・・。

では、結果発表会に戻りましょう。

 

今年は昨年に引き続き日本国内の全市(782市)に、要望のあった東京の23区、そして軽井沢や湯沢など有力な195町村を加え、1000市区町村が調査対象になりました。
一つの市区町村には、最低588人、最高773人の人が評価に加わっています。
実はこの数字が大事。最近では「何万人」という単位の有効回答を誇る調査を見かけます(この調査も34851人)が、問題なのは「一つの質問に何人答えているか」。この数字なら、年代別の分析や、地域別の分析など、ブレークダウンした分析にも耐えられるでしょう。
しかし、一昔前なら調査対象者が500人を超える調査は希だっただけに、インターネット調査のコストパフォーマンスを改めて思い知らされます。

さて、調査結果を簡単に見てみましょう。

まず、市区町村の魅力度のトップ10は以下の通りです。

07年度順位

 市区町村名

 06年度順位

1位

札幌市

1位

2位

京都市

 5位

3位

横浜市

 3位

4位

函館市

 3位

5位

 小樽市

 7位

6位

 神戸市

 2位

7位

 鎌倉市

 8位

8位

富良野市 

 6位

9位

 金沢市

12位 

10位

軽井沢町 

 昨年調査無し



魅力度の大きな要因は「観光意欲」だそうです。
その上で札幌には「北の幸」という強みがあり、連続1位に輝いています。
ただし、京都が急迫しているようで(観光キャンペーンを展開中)、来年度は京都が初めて1位になるかも知れません。

目立つのは「北海道」の強さ。トップ10中、4市がランクインしています。
北海道の(私の思う)強さは、「ブームに乗る」ことと、「その後をキチンとフォローする」ことにあるのではないかと思います。
北海道はもともと開拓地なので歴史がない・・・、が「しがらみ」も少ない。だから、新しいモノに遠慮無く飛びついていくのではないでしょうか。(それはこの土地に合わない・・などと言う人が少ないのか?)
一方で、もともと伝統が無いために「新しい"伝統"をつくろう」という意識が強いのではないかと思います。だから、ブームが退いても、それをシッカリと守ろうと意識するのではないかと思います。北海道の「よさこいソーラン」や、小樽の運河の街づくり、富良野の「北の国から」イメージの継承などは、そういう事ではないかと。
同じリゾート、しかも歴史遺産さえある沖縄が、北海道の後塵を拝すのも、そんなところがあるのではないかと思います。

当日は、札幌市の東京事務所長である鈴木俊彦氏が登場。
現在、札幌市では「シティーセールス」ということで、市を丸ごと売るという戦略を展開中とのこと。
観光、コンベンションから工場誘致まで、組織の垣根を越えてのプロモーションという点が特徴のようです。
これからは、このような「誘致からセールスへ」という発想は他の地域でも見習うべきだと思います。

 

次に発表があったのは、魅力度の「伸びが大きい」市区町村。結果は以下の通りです。

07年度順位

 市区町村名

1位

輪島市

2位

豊田市

3位

飛騨市

4位

和歌山市

5位

会津若松市

6位

彦根市

7位

近江八幡市

8位

小諸市

9位

大府市

10位

富士市



輪島市は「地震の影響による認知の高まり」が大きいと思います。
輪島の認知が高まったこの機会に、いかに輪島の持っている魅力を伝えられるかが問題です。
また、魅力度が伸びたのは「中部・近畿」地域が多いのが特徴ですね。経済的な好調がこの地域の魅力に寄与しているのかも知れません。
一方、昔なら「甲府」や「諏訪」が挙がってくるはずが、挙がってこず。大河ドラマの影響力もずいぶん小さくなりました。

さて、当日は輪島市の梶市長が登場。「地元の資源を掘り起こすと共に、『外からどう見られているか』をシッカリと考えていきたい」と仰っていました。
また、「『からしめんたいといえば福岡』というが、原材料は福岡ではない。付加価値は「土地だけ」では生まれない。歴史の流れなど捉えて、価値を探すことが必要」という旨のお話もされていました。

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ただ、こういう調査は「全年代・性別」の「魅力度」などという大きな数字(昔のマスマーケティングなら重要でしょうが)よりも、「年代別」や「地域別」の結果や、細かい指標(例えば、「歴史がある」、「街並みがきれい」など)の結果の方が、何倍も面白く、使い勝手も高いものです。
多くの市区町村は全ターゲットの全領域で頑張ることは出来ません。自分の所は何をすればいいか、それが分かるのが個別データです。

さらに、今年の場合は「個別の市の結果」に限っては昨年と比較も出来ます。なんらかの対策を進めている地域であれば、その評価にも使えるでしょう。

残念ながら、本当のデータの面白みである、
○個別"詳細"分析
○時系列分析
は、ブランド総合研究所から直接購入するしか有りません。こういう発表会では教えてもらえないのです。
興味のある方は、一度ブランド総合研究所に質問のメールでも打ってみては如何でしょう。色々と、アドバイスをくれるはずです。
むしろ、そういう相談から得られる情報の方が、発表されるデータより面白いもの。

本当は結果ではなくて、データの方を買って、自分で分析するのが一番面白いんですけどね。

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2007年08月21日

ついつい買っちゃいますよね、Volvic(1liter for 10liter)

本当に暑い日が続きますね。こういうときにはどうしても「水」が欲しくなる。
でも、世界中にはもっと切実な理由で水を求める人達がいます。

皆さん、CMで既にご存じだと思いますが、ボルビックの「1liter for 10 liter キャンペーン」。
ボルビック1リットルの販売毎に、アフリカに10リットルの安全な水を送るキャンペーンです。

正確には(ボルビックのサイトから引用)

「1liter for 10liter」プログラムは、ユニセフがアフリカのマリ共和国で実施している清潔で安全な水を確保するためのプロジェクトを支援するもので、2007年7月2日から9月30日まで日本全国で展開されます。期間中、お客様のボルヴィック購入の売り上げの一部がマリ共和国で清潔で安全な水を生み出すための資金としてユニセフに寄付され、アフリカのマリ共和国で1?につき10?の水を生み出すための活動に役立てられます。

しかし、正確には(ボルビック曰く)「1liter for 10liter」は表現上のギミックだそうです
その部分を引用すると・・・

Q 1ボトルあたりの寄付金はいくら?
A ボルヴィックは、プログラムを通じて7億リットル以上の清潔で安全な水を供給することを目標としており、ユニセフへの支援規模は約4000万円程度を見込んでプログラムをスタートしています。
本プログラムはアフリカの水と衛生に関する問題への消費者の皆様の関心と理解を高めることが目標の一つとして掲げられています。
プログラムに参加頂いた際の貢献をよりご理解いただくために「1liter for 10liter」という言葉で表現させていただいており、また、支援活動にも井戸の掘削の他、水と衛生に関する教育、 井戸のメンテナンスやトレーニングなど幅広い活動が含まれておりますので、1Lあたりの支援額を算出することは適切でないと考えています。


そこで、勝手に計算してみました。
井戸水7億リットルは、「1liter for 10liter」としてボルビック7千万リットルに相当します。
これで支援額が4000万円程度ということですから、ボルビック1リットル辺りに直すと、約0.57円です。
ちなみに、ボルビックの1リットルをネット上で見ると、かなりの安値で買って150円。売価の0.38%くらいです。

たぶん、これくらいだと最近はやっているベタ付けのマスコットと同じ程度でしょう。
もし売上げが伸びたら、この額は更に下がるはずです。なぜなら、ボルビックの「1liter for 10liter」は目標の表現であり、確約しているのは「4000万円という支援規模」ですからね。ベタ付けマスコットは(例え割合が少なくても)変動費がかかりますから。

別に非難しているわけではありません。
むしろ、素晴らしいと思って紹介しています。

私、昔(6年ほど前)、博報堂の方々とソーシャルマーケティングを研究していました。こういうチャリティキャンペーンも考え、内々には発表していました。(ちなみに、ブランドとNPOみたいな記事を書いたこともありました
しかし、その頃は全くと言って良いほど反応がありませんでした。
せいぜい企業の広報予算としてのメセナとしてしか考えて貰えず、「消費者キャンペーン」などはまったく興味を示して貰えなかったのです。

ようやく、ソーシャルマーケティングを商品ブランドのマーケティング(企業ではなく)に展開する企業ができたことは大変、嬉しいことです。

皆さんもそう思いませんか?
そう思われたら、今日はボルビックにしませんか?!

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2007年08月20日

直島への旅:直島を目指す新ルート、発見!

直島再来訪の記事、すっかり間が空いてしまいました。不定期に続けていきます。

さて、皆さん。
直島に行くにはどう行きますか?ご存じの方も多いかと思いますが、直島は、瀬戸内海の岡山と高松の間に浮かぶ島です。
あるニューヨークの美術家は、その旅を「だんだん乗り物が小さくなっていく」と評されておりました。

ジャンボジェット→新幹線→バス→小型船(フェリーではなく、小型船を利用したらしい)→乗用車(迎えに来て貰ったらしい)→トロッコ(オーバルに宿泊したらしい)

このルートは、JR岡山駅から宇野港を経由して向かうルートです。宇野港から直島に向かうフェリーは便数が多いのでよく利用されるルートです。
他には(東京から向かう場合)、JR岡山駅まで新幹線ではなく、飛行機で向かう方法もあります。(新幹線と競合する路線は飛行機もかなり安い)

更に高松空港に飛行機で向かい、そこからフェリーで直島に向かう方法があります。
こちらは便数こそ少ないのですが、さぬきうどんを食べたり、金比羅参りをしたり等、観光を楽しむには最適のコースです。

しかし、もう一つ面白いルートがあるのをご存じですか?
それは、岡山→高松→直島ルート。そう一度、瀬戸内海を越えるのがミソです。

まず、飛行機か新幹線で岡山に向かいます。ここまでは普通。
次に岡山から「快速マリンライナー」で高松に向かいます。所要時間は55分。1時間に2本程度運行されていますので、それほど不便に感じることはありません。
しかも、本四架橋を通りますので、大変素敵な景色を楽しむことができます。
P1020164.JPGクリックすると拡大

さて、宇野港経由と比較して、損か得か?

高松から直島の便数が少ないため、うまく時間を合わせる必要があります。
ただ、乗り物に乗っている時間を見ると・・・
岡山→宇野(バス50分)→直島(フェリー20分)=70分
岡山→高松(電車55分)→直島(フェリー50分)=105分。

一方、料金を見ると・・・
岡山→宇野(640円)→直島(280円)=920円
岡山→高松(1470円)→直島(510円)=1980円。

料金、時間とも若干高いのですが、高松空港から入るルートに比べると、羽田→高松の航空運賃が高いため若干お得です。
つまりこのルートは、岡山経由ルートの値段の安さと、高松経由ルートの観光の楽しみの、良いとこ取りコースなのです。
直島に行く第3のルートとして、一度考えてみては如何でしょうか?

次回は、いよいよ直島に入ります。

posted by BLC at 06:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月13日

ダイハツはまだ頑張っている!新しいcafe projectのCMがスタート

以前このブログで採り上げたダイハツのDAIHATSU Cafe Projectですが、新しいCMがお目見えしました。

このCMは安易にタレントに頼らず(いや、真正面からタレントと取り組むことは良いんですよ)、同じテイストを維持していますが、前回採り上げたのが2006年の4月ですから、あれからシッカリと続けていたわけですね。

こういうサービス系の改善運動は、ともすれば花火を打ち上げただけに終わることが多い中で、感服いたします。

男性から見ると、「車はスペック」なんですが、「女性から見ると車は『乗っている人』」なんですよ。(マツダキャロル担当時の調査より)
良い売り場をつくると、『感じの良いお客』が集まってくる。その『感じの良いお客』が車のイメージに重なっていくのです。

つまり「女性マーケットは、『良いお客』を集める(育てる)マーケット」なのです。
だから、モノで勝負するのではなく、場で勝負する。

でも、これ女性に限らず、お金持ちマーケットでもそうですよね。この辺りのマーケットの購買欲求の一つは、「買うことによる他人との差別化」、「自分がちょっと違うクラスとして扱われる快感」にあります。
友人(女性)が、「販売店員のセンスが良かったから」という理由でベンツを購入しました(たぶんヤナセ)が、これも「自分を扱う人間はこうでなくては!」という欲求があったから。

「良いモノをつくる」ではなく「良い客を集める」ことにもっと集中しないと、ブランドはつくれません。

posted by BLC at 02:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月08日

直島への旅:そもそもの馴れ初め

実は今朝まで「〆切を一週間近く破った原稿」を書いていたため、更新を怠っておりました。(でも、まだ終わったわけではない・・。Oさん、スミマセン)

直島の続きです。
さて、一部の方しかご存じないことなので、ここで改めて私たちと直島との馴れ初めから。

私たちは昨年のベネッセハウス新刊オープンの際に、コンセプトを書いていたのです。
新しいVIはこちら。

BH_VI1.JPG

BH_VI2.JPG

長岡造形大学の福田先生と組んで、
1)名前はシンプルに、
2)棟をカラーで分けることで
3)安藤建築を生かすモダンシンプルを目指す
というのがコンセプトでした。

その際に、ベネッセの方から、
「このホテルには名物になるお土産が少ない。ぜひ力を貸してくれないか」と言われてつくったのが、「かしこ」なのです。

実は私たち、新ホテルの建設中は何回も足を運んだのですが・・・、

BH_halfbuild.JPG

完成後は初めての訪問だったのです。

手前味噌になりますが、ベネッセハウスの新館のショップの


BH_shop2.JPGBH_shop.JPG

正面にこのように飾られています。

kasiko_display1.JPGkasiko_display2.JPG

ぜひ、お訪ねの際は覗いてみて下さい。

他の話は、また追って・・・。

posted by BLC at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月30日

Jリーグと選挙

先日の記事の続きを書かせていただきます。

今回の参議院選愛媛選挙区でJ2の愛媛FC元主将、友近聡朗氏(32)が当選しました。
実は(私の知る限り)Jリーガーから政治家への転身は3人目。
元浦和レッズの田口禎則氏は埼玉県議に、元アルビレックス新潟の梅山修さんは新潟市議になっています。

プロスポーツ選手というと、参議院の全国区や比例区の名物。その知名度を生かして・・・というものばかりでした。(恥ずかしながら、サッカー界にも「鎌本邦茂参議院議員」というケースがあります)

しかし、現在のJリーガーは「地方の議会や地域興しを目指す」というのは、「価値創造への参加の輪」であるJリーグにふさわしいことだと思います。
もしかしたら、Jリーガーは全国的な任期がないから、ということかも知れません。
でもサッカーに関わるものとして、Jリーガーが地域を目指すといのは、大変嬉しいです。
友近議員、頑張って下さい。
posted by BLC at 02:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

直島への旅(予告編)

アジアカップが4位に終わり(ドリブルとシュートの関係は必ず書きます)、参議院に大きな動きが起きました。

私は週末、直島と高松に伺ってきました。
直島とは香川県と岡山県の間に浮かぶ、美しい瀬戸内海に浮かぶ宝石のような島。現代美術と自然が出会う素晴らしい場所です。

前に訪ねたのは昨年の3月、そこでは具体的には書いておりませんが、私たちは2006年春にオープンしたベネッセハウス(美術館とホテル、スパなどが組み合わされた複合施設)の新しいVI計画を、長岡造形大学の福田毅先生と行っていたのです。
その作業の結果を確認しに行くのが第一の仕事でした。

それと同時に「かしこ」を扱っていただいているホテル内のショップへのご挨拶。

そして、新しい木型のリサーチとして、高松の黄綬褒章受章者、市原さんを訪ねることが目標でした。

 

なかなかに楽しい旅でした。この旅をしばらく掲載します。宜しくお願い申し上げます。

まずは新しくできた草間弥生さんの赤いカボチャをご覧下さい。
(クリックすると拡大します)

P1020152.JPGP1020154.JPG

posted by BLC at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月24日

Jリーグはブランド2.0の典型である

最近、調子が悪いこともあり、すっかり更新が滞っている我がBLOGですが、アクセスのランキングがどんどん上がっています。
たぶん、サッカーネタが多かったからでしょう。

で、今日もサッカーネタです。
しかしマーケティングネタでもあります。
しかもブランド2.0話です。(久しぶり)
どうぞ、楽しんでください。


さて、サッカー界ではU-20の快進撃と劇的なPK敗退、そしてA代表の怪進撃と劇的なPK勝利に隠れてではありますが、一つのコラムが話題を呼びました。
そのタイトルは
そんな「12番目の選手」なら
asahi.comの署名記事です。

詳しい内容はリンク先を見てください。
全体の流れを引用によって構成すると(だから、必ず原文は確認してくださいね)

仮にあなたが、無類の映画ファンだとする。地元の映画館で「話題作」と言われる作品を勇んで見に行ったが、全くの期待はずれだったとしよう。(中略)
大人1枚1800円のチケット代を払った作品が、たとえつまらなかったとしても、見たいと思ったのはあなた自身だ。懲りたなら、もう劇場に足を運ばなければいい。
映画をサッカーに置き換えてみる。お金を払って観にいく、という興行と割り切れば、私はサッカーも同じだと思う。


ライターはここから「大分のサポカン」の感想に入ります。
「サポカン」とは「サポーターズカンファレンス」の略で、サポーターと経営者が直接、顔をつきあわせてミーティングをすることを言います。

私が今季、担当する大分トリニータは7月8日、同市内で約300人を集めたサポーターズカンファレンスを開いた。(中略)
カンファレンスでは、素朴な質問もフロントにぶつけられたが、「責任の所在をはっきりしろ」と語気を強めたサポーターもいた。
立場をはき違えたサポーターの「ガス抜き」の場にもなったのは予想通りだった。


この記者はたぶんJリーグをほとんど取材したことがなかったのではないでしょうか。サポーターズカンファレンスは、Jリーグのほとんどのチームで行われているし、むしろサッカー界の日常風景とも言えます。
確かに厳しい渡り合いもありますが、「同じチームを愛する者」というギリギリの約束は存在しています。

この記者はたぶん「フロント(経営)=チーム」という野球のモデルを未だに念頭に置いているのではないでしょうか?
このモデルは、明確に「供給者」と「消費者」が分かれており、供給者が提供するのは「競合に勝てる品質」であり、消費者は消費するだけで価値創造には参加していません。

つまりブランド1.0です。
ブランド1.0だから、認知度・全国規模の人気度が問題になります。


しかし、Jリーグの本当に面白い点は、今まで消費者の位置にあった人達が「価値創造の担い手」として参加していることです。
もし、この「参加性」がなければ、Jリーグは社会人リーグにかっこよい名前をつけて、それらしく飾った(ブランド1.0でよくある手法)ものに過ぎなかったと思います。(それはVリーグやJBLを見ればわかる)

「消費者の価値創造プロセスの参加」
これこそがJリーグの本当の意味ですし、ブランド2.0的である証です。
よく地域密着と言いますが、単に地域に密着すればよいだけではない。
本当に必要なのは「価値創造プロセスへの参加」なのです。



ブランド1.0とブランド2.0の大きな差。
それは「消費者から価値参加者」というコペルニクス的な転換にあります。
ブランドづくりに「お客様は神様」は不要です。(注:マーケティングには必要ですよ。でもブランドづくりに必須ではありません)

しかし、「価値創造プロセスへの参加者」との対話は必要です。
消費者なら誰に聞いても良いという訳ではない(誰に聞いても・・・というランダム性が、或る意味でのアンケート調査のベースになっています)、「本当に価値創造プロセスに参加する人達との対話」こそブランドの鍵です。

たとえばパナソニックのLet's noteがそうですし、「かしこ」もそうです。

「かしこ」は一箱2800円もします。こんな価格は消費者調査からでは肯定されないでしょう。
しかし、私たちは「価値創造プロセスに加わってくれる人達」に聞いて、この価格を設定しました。
その「価値創造プロセスに加わってくれる人達」とはどういう人達か?
それは、「日本文化の再興を一緒に考えてくれる人達」です。
「かしこ」はそういうお菓子ですし、逆に言えば、そういう意識の高い方に買って貰いたい。
私たち自身、あの価格を頂いている最大の理由は、「モノへの対価」ではなく、「頑張っている職人への応援」だと思っています。

Jリーグから「かしこ」まで、かなり飛躍した話になりましたが、ブランド2.0の思考法の一端をご理解いただけたかと思います。

「不特定の消費者」から
  「特定の価値創造プロセスへの参加者」

そして、

「シェアの奪い合いという競争戦略」から
  「顧客との価値創造の対話という関係戦略」構築へ

一度、ブランド2.0を考えてみませんか?
posted by BLC at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

輪島に息づく日々の漆

金曜日(6日)は、息のあったお仲間との飲み会。
ゲストには、輪島の漆作家、桐本泰一さんがお見えになりました。

kirimoto_meisi.JPG

桐本さんは、ムダをそぎ落として漆の美しさを引き出した作風で今、注目の若手(といっても45歳くらいですが)の作家さんです。

もしかしたら、「いつものうるし」という本をご覧になった方もおられるかもしれません。

 

私は現在、伊香保で創業400年を数える老舗旅館「福一」さんのブランドづくりのお手伝いをしています。
そこでは「ムダをそぎ落としたシンプルな和の表現」、そして「用の美」(美術より、むしろ日常の道具にこそ日本の美が凝縮される)が重要なコンセプトになっております。
まさに、桐本さんの漆作品は、この2つのコンセプトにぴったり。
もちろん、私たちは既に桐本さんに食事用のお盆や菓子皿など、いくつもお願いしております。

実は桐本さんは「漆の間」という漆で建材を塗るという方法があり、私たちもこれで部屋を仕立てたいとさえ思っていたのです。(残念ながら床暖は無理!とのことであきらめました)

この日は韓国料理でしたが、なんと桐本さんの器2点でマッコリを頂くという贅沢を味わいました。

kirimoto_utuwa1.JPG kirimoto_utuwa2.JPG

左の器は、通常の漆塗り。右側の器は輪島で取れる珪藻土を一緒に塗り込んだものです。

左の器のシンプルで、しかし暖かみのある飲み口も最高でしたが、マッコリのような野の酒には右側の器の方が合うようです。

いずれにしろ、日常でこそ味わいたい器でした。

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2007年07月05日

デザイナーも松坂世代(デザイート第2回)

実は・・・(という書き出しもおかしいのですが)

私は1〜2ヶ月に1回の割合で、「デザイート」と題した小さな集まりを行っています。

デザイートとは「デザイナー」+「イート」という単純なネーミング。つまりは「デザイナーを招いて、食事をしながら話をしよう」という単純な集まりです。
しかし、普通の人にとって、けっこうデザイナーって近くて遠い存在なのです。
そうなると、変にデザイナーに遠慮したり、あるいは逆に強気にスポンサーを気取ってみたりなどと言うことになる。
普段、デザイナーは何を考え、どう仕事をしているのか・・・。
それを食事をしながら、気楽に話そうという集いです。

デザイナーの選択基準は3つ。

一つは、地域のデザインの仕事をきちんと受けてくれる人。
ちゃんと地域の人達をリスペクトし、技術をリスペクトし、その上、挑戦してくれる人です。
けっこう「地域を自分のステップだけにつかう」デザイナーもいますので・・。

第二は、幅広い分野のデザインの仕事を手がけている人。
プロダクトデザインだけではなく、他のデザイン(グラフィック、建築、web等々)にも造形が深い方。

第三は、もちろん私たちのオファーを受けてくれる人です。


と言うわけで
第一回の左合ひとみさんに続いて、去る3日に開かれた第二回のゲストはnosignerさん。
彼の作品は、大変凝ったこちらのサイトでご覧ください。

何故、nosignerさんは"Nosigner"と名乗っているのか・・・。
それは、デザインが「形にする」という意味があるのに対して、「形にならないもの」を形にという志を指し、同時に自分の名前を省いても生き残るデザインを目指すという志も表現しています。

nosignerさんの(若いにも関わらず)素晴らしい仕事や履歴は上記のサイトで見ていただきたいと思います。

また、彼の面白い話は「デザイート」参加者の特典と言うことで、ここでは書きません。(本当に面白かった)


ただ、一つだけ書いておきたいことがあります。

それは「どうやってデザイナーと地域をマッチングさせるか」その方法を考えないと行けない、ということです。

前回の左合さんは「JAGDAのデザインキャラバン」で、nosignerさんは「徳島のデザインコンクール」で、地域と出会ったそうです。
しかし、そういうチャンスは極めて少ないし、利用できている地域も少ない。

現在、中小企業地域資源活用プログラムの「ハンズオンプログラム」でコンサルタントを派遣する事業を行っています。
しかし、コンサルタントの私が言うのも何ですが、コンサルタントを派遣するくらいならデザイナーを派遣した方が、ずっと地域興しになると思うんです。

だいたい、意識の高い地域の人達に本当に不足しているのは「デザインに支払うカネ」であり、「その人脈」です。
コンサルタントが要らないわけではないけど、「コンサルとデザイナーとどちらが役に立つ?」と聞かれたら、私は「やっぱり後者かな」と答えてしまうでしょう。

もちろん、その現状に甘んじてはいけないし、逆にコンサルは「ビジネス興しとデザインおこしに役立つ"コンセプト"を書くこと」に最高の力を発揮しなくてはならない!と心に誓う一晩でした。


<<<<地域の方々に朗報!>>>>


nosignerさんのデザインを商品化してみませんか?
興味をお持ちの方、とりあえず私までご連絡ください。
posted by BLC at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

競合戦略か、関係戦略か

ブランド1.0とブランド2.0の話です。
もう、何回か断片的には話をしています。
ブランド1.0は「モノの品質」を保証する名前であり、2.0は「ビジネスの顧客満足」を期待させる名前です。

そして、最大の違いはブランド1.0が「(競合他社との)競争戦略」をベースにしており、2.0は「(顧客との)関係戦略」であるところです。このお話は「本田技研の社長のお話」でもやりました。

さて、最近のDocomoのコマーシャルを見ましたか?
基本的にこういう奴です。

docomo20.JPG

さて、同時期にやっているauのコマーシャルは「お客様満足度No.1」。

あまりにも分かりやすい対比ですね。

docomoを止めて、auに変えようかなあ。
(media skinはカッコイイし)
posted by BLC at 22:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月11日

「ビジネスホテル」としてのリッツ・カールトン

今週のリッツ・カールトン特集も、今日で最後です。


さて、昨日はリッツ・カールトンに厳しいことを言いました。それはリッツ・カールトンを「アーバンリゾートホテル」という視点から見た場合です。
しかし「ビジネスホテル」として見た場合、その評価はまた違ってきます。

室内には、ソファとは別に作業机が用意されています。
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インターネット環境も、無線LANと有線LANの2本立てであり、かつLANジャックの横には室内のブラビアに出力できるD-15subケーブル(PCのモニター出力)が用意されています。
ですから、スイート(さすがに普通の部屋では狭すぎ)ならば、特別のお客様に対してプレゼンテーションルームとしても使えます。

もっと素晴らしかったサービスがありました。

私、たまたまA3の原稿(20枚)をA4に縮小する必要があったのです。その時、夕方の18:00。
そこで、1Fに降りて近くのスタッフに「ビジネスコーナーは何時まで開いてますか?」と聞きました。
「8:00までです」が第一声。しかし、直ぐに「失礼ですが、ご用件なんでしょう」と聞いてきます。
私が「A3からA4への縮小コピーがとりたいのだが」と返すと、「それならフロントにお預け下さい。コピーしておきます」と更に切り返し。
これは、サービスのチェックになるな・・とフロントにA3用紙20枚を預け、「A4に縮小してコピーして、部屋に届けておいて」とお願いしました。

・・・さて2時間後、部屋に置かれたコピーの束を見ると・・

実はこのA3元原稿。私が鉛筆やカラーボールペンで書き込みをしているので、階調を合わせるのが難しいはずだったのです。しかし、階調は完璧。しかも翌日、チェックアウト時にまったく請求無し。

そう、昨日「サプライズ無し」と申し上げましたが、それは「アーバンリゾートホテル」として見た場合。ビジネスホテルとしては、まさに「サプライズ」でした。(階調合わせがね)



もし、ここで小言を言うのなら「運送会社は佐川を使わずヤマト運輸を使ってね」ということ。チェックアウト時に、自分のバッグを着払いで頼んだのですが、「佐川」にされました。いやあ、これはビックリ。ちょっとセンスを疑いました。
(ちなみに「かしこ」は絶対に佐川は使いません。品質を重んじるからです)
実際に、チェックアウト(9:00am)に預けた荷物が届いたのは翌々日の夕方。これ自体は佐川のせいでしょうが、それを選択しているセンスは頂けない。この辺りのセンスも身につけて欲しいです。
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2007年05月10日

さて、肝心のリッツ・カールトンのサービスは?

『リッツ・カールトン20の秘密―一枚のカード(クレド)に込められた成功の法則』という本が売れているようです。
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現時点(2007年5月10日)でAmazon.co.jp ランキング: 本で105位。そして、入荷は3〜5週間待ち。現時点、欠品状態でこの順位は驚異的です。
5月1日のTV東京『ガイアの夜明け』でも冒頭30分近くを使ってリッツ・カールトンの紹介をしておりました。
いかにリッツ・カールトンのサービスが素晴らしいと評価されているかを示しています。

では、実際にサービスを受けた私の感想は・・・と言うと。

ここからは、興味のある方だけお読み下さい。
厳しい感想ですから、リッツ・カールトンの関係者の方ならば、逆に非常に役に立つと思います。しかし、それ以外の方は(これからリッツ・カールトンに泊まろうかと考えている人以外)あまり感じの良い話にはなりません。
もし、この先を読む場合は「続きを読む」をクリックして進んでください。続きを読む
posted by BLC at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月22日

競合戦略と競争戦略:本田技研福井社長の一言

またブランド2.0の話です。

一度、きちんと「ブランド1.0と2.0の違いは?」ということを書かなくてはならないのですが、残念ながら余裕がないのです。
ここでは、「ブランド1.0は『品質の価値』に根ざすブランド」、「ブランド2.0は『経験の価値』に根ざすブランド」という理解をしておいてください。
「こだわりや職人肌」というのがブランド1.0で、どちらかというとメーカーブランド的です。
それに対して「エンターテインメントやビジネスモデル」というのがブランド2.0です。
例えば、早い時期からi-tunes Music Shop等の展開を図った"i-pod"はブランド2.0的と言えますし、同時期に徹底的に「容量と再生時間」を売りにしていた(そういう広告で山手線をジャックしていた)"Walk-man"はブランド1.0的と言えます。

私は、これを企業戦略的に見た場合、ブランド1.0は「競争戦略」、ブランド2.0は「関係戦略」と呼んでいます。
有名な『ブルー・オーシャン戦略』ではそれぞれ「レッドオーシャン」と「ブルーオーシャン」に対応するでしょうか。
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「競争戦略」とは、単純に言えば「闘うべき相手を競合他社」と考え、それに打ち勝つ戦略です。
それに対して「関係戦略」とは、「闘うべき相手は"お客様の満足"」と考え、それを"越えていく"(=感動や居心地を生む)戦略です。

さて、この事はいつも頭にあって、旨く説明できないかなぁと思っていました。
そうしたら、今朝のTBSで放送された「がっちりマンデー!!」でHONDAの代表取締役、福井威夫さんから素晴らしい言葉が!

Q:独自の路線をいくホンダというイメージがありますが、ライバルとかはいるんですか
A(社長):社内では、商品に対してのお客様の期待に負けてはいけないと言っています。

質問者の発言はまさに「競争戦略」としての問いかけを、そして福井社長の言葉は「関係戦略」で答えているのです。

ちょっと補足します(クリックしてください)
posted by BLC at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月15日

ジカバー・ニッポンの企画展「三河武士の凱旋」

さて、カート・ヴォネガットの死亡記事で間が空いてしまいました。
「ジカバー・ニッポン」の続きです。

実はジカバー・ニッポンには「企画展」スペースがあるのです。

といっても、スペースは一坪にも満たないような小スペース。
それでも、ジカバー・ニッポンの入口正面で、場所的には最高です。

今回は「三河武士の凱旋」と称して、4月30日まで三河の地域ブランドの特集です。(ちょっと、取材させて欲しいな、と思いました。なんとか機会を見つけなくては)

もちろん、一坪くらいですから、これくらいのコンパクトな展示ですが・・・。

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このコーナーは、毎月代わりで企画展をやっていくそうです。
さっそく、明日(16日)店長に、この企画展の利用法を聞いて参ります。

期待してくださいね!!
posted by BLC at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月12日

ありそうで・・・・・やっぱりあった店

お酒の小売店について、昔から思っていました。

お客様を広げる(知識をつけてあげる)には「試飲」が必要。
でも、試飲はコストがかかるし、一方でお客様も心理的に負担がかかる。(特に品のよいお客様ほど)

で、試飲を有料化したらどうか?
それなら試飲自体をエンターテインメントにできるんじゃないかな?

もちろん、これには元ネタがあって、それは越後湯沢構内にある「ぽんしゅ館」
ここでは、500円を払うと、おちょこで5杯分の新潟の全蔵元のお酒が飲める。そして、外にはお酒の販売所もある。
しかし、この繋がりが悪い。
この繋がりをよくすれば、エンターテインメント小売店ができるのではないか・・・。

うーん、これは面白いアイデアだ!
と思ったのですが、実際にあったのですよ。

それがココです。さあ、どこでしょう?Click and Go
posted by BLC at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月06日

シャープ「亀山工場」

今更、旧聞に属することかも知れないが、最近のシャープの広告で「亀山工場」が宣伝されている。
吉永小百合さんのCMといえば思い出す人も多いだろうか。

たぶん、このブログをご覧になっている皆さんも気になっていたと思う。

通常、メーカーのブランドは「品質の保証」という機能を持ち、それは「企業名」にかかっている。マツダの防府工場が最新鋭の生産設備を持っているといっても、品質の保証は「マツダブランド」にかかっている。更に言えば家電製品なんて、どこで作られているか判らない。それを「メーカー名」で保障しています。

しかし、なぜそれが成り立つかといえば
「工業製品は汎地域的である」という暗黙の仮定があります。
もちろん、工業用水の確保とかの最低限の地理的要因はあります。しかし、それは最低限であり、それさえクリアーできれば、後は何処に立地しても変わらない、という事です。


その前提に対して「亀山工場」です。

実は昔、私はある工場コンサルタントの方から、こんな事を聞きました。(10年以上前の話なので、細かく思い出せませんが)
曰く「工業に地域性がないと思うのは誤り。工業には明確に地域性がある」と。

一つは「原材料の地域性」で、ここでは例えば「サントリーの白州工場」などが好例です。しかし、これもコストを度外視すれば地域を越えることは可能です。

しかし、もう一つの地域性は「生産ノウハウの地域性」だそうです。

「工業に地域性がない」と思われるのは「製品の設計」の部分で、「生産の設計」についてはかなり地域性があるそうです。
その地域性とは地域内の教育制度や人的な関係を含みます。
企業城下町が生まれるのは、「集約の効率化」もさることながら、この「生産設計」に関わる部分が多いそうです。


さて、亀山工場。
「品質保証への新しいアプローチ」として非常に期待しているアプローチです。
ブランドから見ても、面白いです。
企業ブランドのもつ2面の意味・・・資本力と人材育成力・・・の一方に明確に焦点を絞っています。

私は企業ブランド反対派(皆さんご存じの通り)で、今まで「企業ブランドからドメイン(事業)ブランドへ」と言ってきました。
これはビジネスが「複合化・サービス化」すると考えるからです。

しかし、一方で「基礎技術」のブランド化も考えなくてはならない。これは「ドメインブランド」方式が成立しない。ただ、それを企業ブランドでやるなら、果たしてメッセージ力があるのか。

そんなことを考えていたときに、この「亀山工場ブランド」は大きなヒントになりました。


さて、今後の「亀山工場ブランド」には、「人」へのスポットライトと「人材育成のメッカ」になっていくことを期待しています。
posted by BLC at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月21日

「不二家」はブランドの問題である。

今更ながらとは思いますが、不二家の問題です。

私たちも(端くれではありますが)菓子販売業としてショックは大きいです。
事故が起きることは(あってはなりませんが)完全に防ぐことは出来ません。ですから、ここで問題にしたいのは事故その物ではなく、それに付随する問題です。

今回の事件については「システム」の問題という論旨が多く見られます。
いわく「問題が起きないようなシステム」、「問題が起きても直ぐに発見できるようなシステム」が必要である、と。

しかし、食品を扱ったことのある方ならば、お分かりでしょう。
「システム」の問題ではなく、単純に「当たり前の意識」の問題です。
システムで外的に押しつけられるものではなく、「内的に、それこそが意味ある行為として」内在化していくものです。

重要なのは「危機への意識」(問題が起こるのではないか、という意識)ではなく「当たり前への意識」です。そして、当たり前の意識とは「価値体系」です。
そして「価値体系」をつくるのはシステムではありません。意識付けです。

そしてブランドこそ、社員に「価値体系を意識づける」方法なのです。

前にもこんな話をしましたが、今回の不二家を「危機管理」の問題として捉えている限り、次が起こります。起こしたらどうするか、ではなく、起こしてはならない。そう考えて、一度危機管理を「ブランド」の問題として捉えてみるのは如何でしょうか?
posted by BLC at 23:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

「あんしん、あったか、あかるく元気。」

このタイトル、その出典にお気づきの方も多いと思います。
知らない方にはお教えしましょう。
これはANAグループの「CSメッセージ」です。

このメッセージの善し悪しは触れません。

今日、お話ししたいことは「こういうアッサリとした言葉遣い」がこれからの主流になるのではないかということです。

今までの企業メッセージの作り手は40代以上の人が多かったと思います。この世代は一つの言葉の中に「思想を詰め込もう」とする傾向があります。
「1を聞いて10を分かってくれ」という手法です。
だから、言葉に独特の重さ(良い意味でも悪い意味でも)が残ってしまいます。
それを避けるために英語を使ったりする。

しかし、今の若い人には「1を聞いて、1が伝わる」メッセージが良いのだ、と言われています。実際に最近の得意先のリクエストは、何を置いても「分かりやすく、簡単で、できれば英語を避けてくれ」というもの。
これは「ブランドを守るのは会社ではなく、個人の意識」という事を考えれば、非常に重要なポイントになると思います。

しかし、簡単な言葉って、「バカっぽく見えるんじゃ」とか「重みがないのでは」とか、思っちゃうんです。
そういう意味で、このANAのメッセージは新鮮だけど、これからの王道のような気がします。
ちなみにJALは"Dream Skyward"です。
posted by BLC at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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