さて、下記に書きましたように『ガバガバ儲けるブランド経営』というのは、純粋に「ターゲットが手に取りやすい」タイトルというマーケティングに基づくモノでした。
もちろん、このタイトルを嫌いだと思う人も多いと思います。(実際、そうでした)
しかし、一方では「このタイトルだから手に取った」という人もかなり出るはず。(実際、そうでした)
この2つを天秤にかけて、『ガバガバ儲けるブランド経営』と決まりました。
さて、ここまでくると、「まず外見で勝負できる体制を整えよう」と決まりました。本屋で見る、あるいはアマゾンで見たときに、パッと目にとまることを重視しようと言うことです。
まず「イラストを入れよう!」と決めました。
最近、ビジネス書でもイラストを表紙に入れた本は増えています。しかし、まだまだマイナー。しかもイラストレーター自体もマイナーです。
タイトルが若干"年齢高め"だったので、タイトルよりも装丁への注目が高い"60年代生まれ層"への対応のためにも、絵解きではなく「個性を主張できる自立した作家」に依頼したかったのです。
そして、白羽の矢が立ったのが「アランジアロンゾ」氏だったのです。
実はアランジ氏とは、つい2週間前にたまたま旅行で出会った中。ダメ元のメールでお願いしたところ、快諾をいただきました。ここから、運が回ってきます。
なにせ、モリゾーとキッコロが大ヒットしていましたし、アランジアロンゾの表紙は(水面下で)きっと話題になるという確信はありました。もちろんPOPに使えるという確信もあります。
同時に、カラーを「オレンジ」に決定。(まあ、アルビレックス新潟色ですが)同時に、この色は、退色の不安はあるものの(従って、ほとんどの本は使用していない)、視認性は抜群。これもかなりこだわった部分です。
そして、帯。これも品がないと言われましたが、「通販」に関わりの深かったコイデとしては、「ださくても、すべての情報が詰まっている」ほうが結局は売れる、という確信がありました。
もちろん、中身についてもかなり考えました。(以下、次回へ)