2007年09月15日

知ってました?「街元気プロジェクト」・・いくつかの街づくりサイトを紹介

本日、たまたま地下鉄に乗っていた時に出会った話です。

丸ノ内線の国会議事堂から新宿の車内に、その二人はいました。年の頃なら、一人は50代前半、もう一人は30代前半くらい。見るからに公務員(しかも地方か)というスタイル。ノーネクタイに半袖のシャツ(襟はノーマル)。もちろん、最近はクールビズのおかげでノーネクタイの民間会社も増えました。でも、ノージャケットのサラリーマンは少ない(二人はノーネクタイ、ノージャケット)ので、すぐに分ります。
・・・なんて観察力のあるような話をしましたが、「地域興し・街(商店街)づくり」の話をしていたので、分ったのですが。

さて、この二人の話が盛り上がりまして、若い方が矢継ぎ早にアイデアを出している模様でした。
そのとき、年配の方がこう言いました。

「なかなか良いアイデアだけど、そんなに駆け足でやると来年にやることが無くなってしまうゾ」

もうビックリ。そうか、お役所仕事って「遅い」と思っていましたが、それは「効率が悪い(ダラダラやっている)」、「不真面目に取り組んでいる」のが理由だと思っていたのですが、そうではなかった。「意図的」に、「ワザと先送りして」やっているのだと分りました。
その後から、「まずは報告書をつくって・・・」という話。そうか、「報告書は『決めるため』ではなく、『先延ばしにする為』に『無駄な仕事をつくる為』の方法論だったんだ」と分りました。

(ここまでは長い前振りです)
新しいカテゴリーをつくりました。ネットで拾ったニュースや便利なブックマークを、この「ネットで拾いました」に集めることにしました。(だから、リンク先が消えてしまう可能性もあります)

上の二人の話のテーマにもなっていた「街づくり」。
実際、(参議院選での自民党の敗因にも数えられるほど)地域商店街の落ち込みは深刻です。
その為、「街づくり」への政府の取り組みも始まっています。

それがこの「街元気プロジェクト」というサイト。(http://www.machigenki.jp/)

ちょっと覗いてわかるように、一言で言えば「大学のサークルのようなヌルイつくり」のサイトです。
非常に重要で深刻な死活問題に、ヌルイサイト作り。
同様のテーマを個人で追っかけている「商店街再生を考えるI」「商店街再生を考えるII」と比較すると、そのヌルサが際だちます。
今までこのヌルサの理由が分らなかったのですが、つくっている人達の意識が「差し迫っていない」為、「せっぱ詰まった時間のない問題」に「差し迫っていない、時間を使った方がよい人達」がアプローチしている図式があるように思われました。

ちなみに、この「街元気プロジェクト」は偶然、見付けたもの。
本当は、都バスにのって見付けたこの素敵なロゴ(看板)
虎ノ門にオープンしたオラレ・ショールーム
の出所をさがしていて、見つかったものです。

このORALEって何か?
それは、ココか、ココか、ココを見てください。

正体は、舟券(ボートレース)販売場と地域のコミュニティセンターを併せた施設。日本財団が推進しています。地方に行くと、街にはほとんど人がいないのに、突然、郊外に大型の場外馬券場などがあり賑わっています。パチンコ屋などもそうですが、地域興しには「今まで遠ざけたものを取り込む」という発想の転換も必要かも知れない、という例でした。

posted by BLC at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットで拾いました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする