2008年06月06日

鷹佐様、コメントありがとうございます。(岡田さんのサッカー)

(最初、コメント欄に返信を書き始めたのですが、長くなってしまったので、改めて記事にしてしまいました。今週土曜日の試合の前の予習です。ハッキリ言いますと、サッカーの話を書くのが好きで好きでたまらないのです。)

鷹佐様、コメントありがとうございます。
左合さんにはいつもお世話になりっぱなしで。ぜひ左合さんにパッケージをお願いした「かしこ」ホームページ(http://kasiko.jp)もお訪ねください。

《引用》
近視眼的自分には極端に中村俊輔の好プレーがつながった結果としか貧弱に見えてません。
《引用終わり》

いえいえ、仰るとおり中村俊輔が結果につながったのです。
たぶん、中村が居なければ(かつ、一点目のコーナーの点がなければ)、いつもの日本のように「圧倒的にボールを支配しながら点が取れない」という状況に落ち込んでいたと思います。

日本の激しい動きに混乱した相手ディフェンスですが、(私も長いことディフェンダーだったので判りますが)実は同じリズムで攻めてこられると、間一髪でも集中して守ることができるのです。例えば、ある試合で相手のシュートが23本、こちらが3本で1−0で勝ったことがありますが、攻められる続けると後ろに人数が増えて、シュートコースに何人も防ぎに行くことができるのです。

ここで点を取る方法は2つ。
一つはその「シュートコースに何人も防ぎに行った」所を個人技でかわす方法で、これが俊輔のゴール(試合の3点目)。
もう一つは、ゴールからボールが離れて、一瞬相手の集中力が抜けた時を狙うという方法で、これが俊輔のロングパスから闘莉王、大久保と渡った試合の2点目のゴールです。闘莉王についていたディフェンダーは本当にえらかったのですが、他の相手選手は完全にボールウォッチャーになっていて、大久保においてゆかれました。ゴール裏から見ていると、まるでスローモーションのようなゴールシーンでしたから。

そういう意味で(確か前の記事でも書いたつもりでしたが)、試合の「リズム」を作ったのが2トップ+松井+遠藤で、試合の「結果」をつくったのが俊輔と言えます。

 

これは西部さんという評論家が、「相手チームにとって、日本を抑える方法は簡単。ボールを持たせて、ゴール前中央を固めればよい」、「問題は抑える方法は判っているが、それを実行できるかは別問題」と仰っていました。
この日の日本は、「抑える方法を実行する」には変化が多すぎ(それでも、この流れから点を取ったわけではないので、如何に日本の方法がゴールから遠いかが判る)、更に加えて「抑える方法にはない個の力」があったからの大勝だったと思います。

ただし、これもアジアのレベルのディフェンダーだからであって、欧州やアフリカの強国にはまだまだ、というのはキリンカップの結果でした。

さて、明日の試合。最初の15分でどこまでハイペースの試合が出来るかが勝負だと思います。

オシム流が「守備から攻撃への切り換え」だとすると、岡田流は「攻撃から守備への切り換え」だと思っています(攻撃時の選手の集中が、そのまま相手ボールへの集中的な守備に繋がる。ただし、切り替えが遅いと目も当てられない不幸な結果に)。
つまり、(1997年の最終予選時の「北沢システム」のように)「メンバーや並びだけを見ると攻撃的だが、実は早い守備を考えたシステムこそ岡田さんの持ち味」だと思っています。だからこそ、攻撃のハイペースというのは、実は守備の強化と同義なのです。

オマーンのディフェンダーはほぼ総取っ替え(前の試合は出場停止で出ていないメンバーが多い)ですから、一人一人の動きに対応するまでに時間が掛かるはず。理想の1点目は15分くらいに、相手のディフェンスの小さなミスからボールを奪って、玉田にスルーパスが通るという「一見事故のような得点」です。
そうしたら、後はボールポゼッションを長くして時間を潰し、後半、守備要員として「矢野」(そう、キショーは前線の対ロングパス守備要員なのだ)を起用して逃げ切る(あるいは1点取られても良しとする)、というのが理想的なゲームプランでしょうか。

一番悪いのは、オマーンに負けることではありません(0−1で負けることも許容範囲)。
本当にマズイのは「タイを相手に取りこぼしをすること」です。

だからこそ、早めの時間で1点取ることが理想的。それで取れなかったら、あとは引き分け狙い(で、負けたって良い)で体力を温存。同じく中東遠征で疲労が予想されるタイを叩くということになりましょう。

そういう訳で、明日は材木座のスポーツバーでスパークリング赤ワインでもあけながら、岡田さんの仕上げを楽しみたいと思っています。



posted by BLC at 13:50| Comment(4) | TrackBack(0) | No Life, No Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小出正三さんへ

まずは訪問しびっくりしました。
拙いサッカーコメントでしたのに記事(表題)ふくめ持ってきていただき恥ずかしい限りです。 
素敵なデザイナー佐合さんの作品にしびれてます。後ほどHP『かしこ』のほうにお邪魔させていただきます。
それにしても監督にまで成れそうな戦略分析ゲームプラン、岡田さんに届けばと・・・ともに祝杯を待つ自分です。
  
御礼をふくめ
Posted by 鷹佐 号 at 2008年06月06日 18:58
鷹佐様、またまたコメントを頂き有り難うございます。

先ほどHPを拝見させていただきました。
ちょうど「きぼう」のニュースがあったので、何とタイムリーなと思って見ておりました。ただ、そうすると星出宇宙飛行士が掲げた暖簾の文字が格好悪くて、こういう文字を掲げれば良かったのに・・・と思いました。
今まで特にそう思っていなかったのですが、HPを見てしまうと、あの暖簾の文字は恥ずかしい。

ちなみに今日(6/6)と6/13のテレビ東京「デザインチャネル」(26:45〜27:15)は左合ひとみさんのデザイン特講だそうです。
特に13日の「諧暢楼」という高級旅館は、左合さんと一緒にさせていただいたお仕事です。

更にちなみに「かしこ」は福田毅先生(カメレオン)CD、左合ひとみさん(左合さんは「先生」と呼ばれたくないそうで)AD、岩永嘉弘先生CWという豪華な顔ぶれです。
Posted by コイデ at 2008年06月06日 21:32
それはそれでデザイナーの創作文字への思い入れはさまざまですぅ
はい、自分も佐合さんのデザイン特講に参加させていただきました。
それで気づきました、その中で『かしこ』のパッケージデザイン・「諧暢楼」についても述べられていましたよ。
それにしても『かしこ』の和三盆使用の干菓子の全てのセンスのよさ、お茶をたしなんでる方にはたまらないでしょう。
自分も、もし映っていたとした最後の佐合さんとの質疑に鳥打帽をかぶって出てます。
Posted by 鷹佐 号 at 2008年06月06日 23:22
鷹佐様:
あの鳥打帽、ちょっと(というか、かなり)カッコイイですね。
どちらで探されたのですか?
Posted by コイデ at 2008年06月18日 01:33
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