2008年02月18日

パッケージの一つの真理(心理?)

私が新潟でブランドの講演をする際に、(失礼だが)槍玉にあげるのは「日本酒のパッケージ」です。

たとえば皆さん、創造してください。
wineshop.JPG 
ワインの店にはいると、ラベルだけで買いたくなるワインって有りますよね。

R0010957.JPG
例えば、一番右のワインラベルは見る角度で絵が変わり、まるでタンゴのステップを踏んでいるように見えます。

それに比べると、日本酒では、もうこの程度(浅葉克己デザイン:久須美酒造寄与和泉)でアウトらしいです。
R0012498.JPG

実際の売り場を見ても、ボテッとした墨字のロゴばかり。
ハッキリ言って、感覚が古い!
nihonshulabels.JPG

しかし、やっと「おっ、コレは!」というものに出会えました。
これは、もう大注目です。

一つは麒麟山の紅葉。
三年ものの古酒です。
(クリックすると拡大します)

kirinzannmomiji.JPG

実はこのパッケージ、潔くも紅葉ひとつ。

この差は、「売りたいデザイン」か、「暮らしたいデザインか」の差なんですね。

沢山の言葉が入っているパッケージは「売りたい、売りたい」!つま「売り手が自分のことしか考えていない」パッケージです。

それに対して、この紅葉のパッケージはビニール封を切れば、宣伝文句も消えてしまう。
だから、この酒蔵は「自分のことよりも、お客さんの家で格好いい」(=つまりお客さんが格好いい)ことを考えているんですね。

そこが格好いい!!!

しかも、このお酒は「自分の商品を愛してくれるお店にしか流さない」(=ラベルに書いて無くても、人やセールスカードが説明してくれる店)というポリシーも感じる。

そこが、また良くできている。

もう一つ、面白いお酒を見つけましたが、それはまた次回(すぐに)紹介します。



posted by BLC at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。