今年は色々と週末が忙しく、一度もいけなかったアルビレックスのホーム試合。
ようやく、仕事の出張も兼ねて、観戦することが出来ました。
やっぱり、この雰囲気は最高だなあ。

試合も前半の間は最高だったしね・・・
決めるべき所は決めないとね。
しかし、本日は"No life, No Football"(サッカーネタ)のエントリーではありません。
"不易流行通信番外編"(本誌はどうした、とツッコまないでね)のエントリーです。
さて、本日の試合は、試合開始4時間前の14:00入り。
その理由は、我が盟友であるアライアンス2002の企画「出張もくはち」に参加兼お手伝いが有ったらからです。
「もくはち」とは新潟でもう5年以上行われている「一人から出来る、初心者でも出来るサッカー体験」を提供する活動で、その名の通り「木曜日午後8時」、更には(好評のため)「月曜日」にも開かれています。
基本的には、新潟のサッカー好きが私的につくった「NPO団体アライアンス2002」が主催していますが、アルビレックス新潟も場所の提供やスタッフ(コーチなど)で加わっています。
通常、サッカーのボランティア活動というと、「会社(サッカーチームのオーナー企業)が行う活動に、サポーターが参加する」という形式がほとんどです。(試合会場でのキップのもぎり等)
しかし、この場合は「サポーターが行う活動に、会社が参加する」というところがミソです。
こういった「価値づくりにおけるオープンシステム」はJリーグの十八番ともいえるものです。
この話をし出すと長くなりますが、実は今日のブログの本題は、この話ではありません。
では、どういう話かというと・・・・
4時間前にして、この人、人。
沢山の出店が所狭しと軒を並べています。
マイクロソフトネットワークや、チーズケーキファクトリー、グッズ販売店。
そして、そういう出店に混じって・・・

これはサポーターが自らプロデュースしたサポーターズソングCDのお店も有ります。
お店の人に伺ったら、収録されている曲に使われている元歌の版権は、交渉の上、全てクリアーしているとのこと。(こぼれ話ですが、新潟サポの中でも非常に愛されているサポーターズソングに、ユニコーンの曲をアレンジしたものがあるそうです。そこで作曲者である奥田民生さんに許諾交渉をしたところ「敵に塩は送らん」(奥田さんは広島サポ。その心意気や良し)と断られたそうです。)
関東で(レッズの試合は行ったことがないので分かりません)Jリーグの試合に行くと、スタジアムの回りは日常の風景で、スタジアムの中に入ったとたんに異世界が広がります。
しかし、アルビレックス新潟の場合、もうスタジアムの周囲が「地域のお祭り」と化しているのです。
前に「サッカーと映画を興行として一緒にして評価した朝日新聞記者」の話を書きましたが、この姿をみれば、「地域に根ざす」意味の一つがわかると思います。
アルビレックス新潟は、一つの「地域の祭」を創り出したのです。これは本質的に「サッカーの試合」ではなく、サッカーの試合を中心とした「祝祭空間」なのです。
当然、試合前だけではなく、試合後にも祝祭は続きます。(負けたので、今日は地味ですが・・)
プロの技と演出による洗練と、地元の参加による民衆性という意味では、札幌市の「YOSAKOIソーラン」に似ているとも言えます。
東京などの大都市圏の「エンターテインメント」は「劇場型」(ある一定の空間に非日常が凝縮(クローズド)されて、その空間から外には流れないことで都会的なプライバシー(個人レベルで、そのエンターテインメントを拒否できる自由)が守られているタイプ)が適しています。
それに対して、地方のエンターテインメントはこのような「お祭り型」(非日常の空間が広がって(オープン)、それが嫌いな人も含めて巻き込むようなもの)が適していると思いますし、また地方でなければ、このような「お祭り型」は成り立たないと思います。(お祭り型のオープンさが、逆に「若者集団の暴走」を生んでいます)
その中で、「中核をプロフェッショナルが、その外郭を地域の有志が」構成するアルビレックス新潟や、YOSAKOIソーランこそ、これからの方向ではないかと思います。
「祭の中核をプロ(ヨソ者)に任せるのはプライドが許さない」といって、拒否するところもありますが、今後の地域の祭はプロと地域のフュージョンが求められるのではないでしょうか?




