2006年09月02日

なぜ、ブランドなのか《地域ブランド編》

ここ最近、「なぜブランドか」について考えることが多い。
(なので、このブログのネタも、その傾向にあります)

今日は、特に地域ブランドの「なぜ」について考える。

では「なぜ」か?


1.地域の中での人づくり

地域はマーケティング力、あるいはマーケットインの開発力が足りない。
良いモノをつくっている場合もあるが、独りよがりでもある。
また、全体的には「考える」作業が少なすぎる。
ブランドはマーケティングを教える以上に、長期に渡って考える習慣を形成することが出来る。
もし、地域の人間が「考える」癖を身につけ、5年ほど実践したら、むしろ時間の余裕のある地域の方が伸びるのではないか?
まずは人づくりこそ、地域で「なぜブランドか」の答えである。


2.小さいが実りの多い市場の創造

地域の人は「大市場で大きく売ろう」という意識が強い。
しかし、そこは競争が多い。ここでの地方の有利は、そもそも生活の
コストが安いため、総合的なコスト競争力がある。
悪く言えば、「貧困の競争力」なのである。
また、「大きくつくろう」とすれば、工業ならグローバル競争の脅威。
農業なら「産地化することで、逆に多様性(リスク回避力)を失う」ことにもなりかねない。
重要なのは、「小さい」(競合の目にとまりにくい。かける人数も少ない)が、「利益が高く」(誇りが持て、それに集中できる)、
「お客とのつながりが深い」市場を創造すること。
Small but Beautifulな秘密の花園をつくることなのだ。
自分だけの「土俵づくり」こそ、地域で「なぜブランドか」の答えである。


3.そして、人が訪ねてくる

最後に「関わりづくり」、「ファンづくり」がある。
地域のブランドが企業と大きく異なるのは、「移動ができない」ということ。
つまり、人が出ていかない、人が入ってくる、というのは地域にとって極めて重要な課題なのだ。
もちろん、企業もリクルートとしてブランドをつかうが、必要度はその比ではないのである。
「ファンをつくる」
「良い土地だな」とおもってもらう。
地域と人との「関わりづくり、ファンづくり」こそ「なぜブランドか」の答えとなろう。


この3つを意識すると「単なる物産」では終わらないのではないか?
いかがであろう?


posted by BLC at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 自分への備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
●「ブランドはマーケティングを教える以上に、長期に渡って考える習慣を形成することが出来る」という言葉、
●「単なる物産」では終わらないために欠かせない”3つの意識”、

ぐさりと心につきささりました。

シンクタンクや都市型の広告・SP系の上辺だけの方々でなく、小出さんのような本質を貫くヒトが地方へ分け入り、リーダーづくりをしていくことが一番価値のあることだと実感しております。
Posted by 高橋@スタイルワークスグループ at 2006年09月06日 13:44
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