2008年06月27日

Euroも残すはあと一試合(3位決定戦は無いんだぁ):ドイツvsトルコ、スペインvsロシア

悔しいのでアジアカップとは比べませんが、確実に2004年より盛り上がりましたEuro 2008。
これも悔しいので比べませんが、やはりワールドカップの32チームは多すぎますね。(もちろん、これが世界中へのワールドカップの浸透に貢献しているのは事実でしょうが)

どちらかといえばアウトサイダーと思われていたトルコ、ロシア、(クロアチア)等が(前回のギリシャと異なり)堂々としたアタッキングサッカーと闘う魂を見せてくれたのが素晴らしかったです。
特に、準決勝の対ドイツ戦で、(前の試合から4人の出場停止と5人のけが人を抱えた)トルコが86分に同点に追いついた時には、またもミラクル・ターキーの再来かと思いましたが、最後はマークの足がついていきませんでしたね。 やはり9人が欠けたことは闘う心だけでは埋めきれませんでした。

2試合目のスペインvsロシアは、戦前の予想と異なる硬直した前半、そして一方的な後半。しかし、その試合の残念さを「岡田監督+新藤さん」のゲーム解説が救うという大変興味深い展開に。
特に、ビジャの交代(理由は怪我)による試合の変化について、の解説が面白かったです。
スタジオのミッシェルさんが「ビジャが抜けて、トップにボールが入らなくなる」と、その交代をマイナスに評価していました。それに対し、岡田さんは「ビジャにボールが入ると言っても、常に相手を背負っている」、「斜め前に出てボールを受けなくてはいけない」と返していました。
実は、ここに岡田さんの「トップにボールを入れる」際の考え方がハッキリ出ていましたね。ミッシェルさんのポストプレーの方が、所謂「教科書的なポストプレー」で、一方の岡田さんのポストプレーこそが、彼の特徴が表れています。
このプレーは「オマーン戦の戦評」(ここをクリックしてください)の2段目を見てください。私はフィールド全体の中で「斜めに下がる」と表現し、岡田監督は選手自身の視点から「斜め前に出る」と表現していますが、動き自体は同じです。

このトップの動きは、トルシェも、ジーコも、オシムもやっていなかったポストプレーで、岡田流「考えて動くサッカー」なわけです。(かなり守備を考えているので、気に入らない人もいるかもしれませんが)、もっとこの岡田流は評価されて良いのでは、というか少なくとも話題にされて良いのでは・・と思います。少なくとも、「考えて動く」と良いながら、オシム流考えて動くサッカーだけを可とする評者が多いのは、評者自身が「考えて書こうよ」と思ってしまいます。

以下、こぼれ話(というか、くだらない思い出話)・・・

個人的には、ドイツの左サイドのDF、ラームが印象に残りましたね。
彼があっけなく振り切られたのが原因で同点になり、それを自らの得点で取り返す・・・・ちょっと胸が熱くなりました。
私は高校時代に4-3-3の左ウイングから左サイドバックにコンバートされました。
ですから、もともと守るのは不得意で、ウチのサイドをきれいに割られて点を取られたり、あるいは自分で自分のゴールに蹴込んじゃったり、そういうことはけっこうありました。
そして、その後「取り返してくる」と称して、自分で点を取りにいった(そして実際に取ってきた)ものです。(大学時代の4年間で10得点。そして得失点差(?)は+6)
ちなみに、そういうサイドバックのプレーの見本は、私にとっても「ドイツ」で(元監督のベルティ・フォクツが私のイメージ)、しかも最後まで試合を捨てないスピリッツなども、古のゲルマン魂が帰ってきたなあ、と感慨深いモノがありました。

あと、ロシア対スペインを見ていて、1999年のワールドユース決勝で日本がスペインに負けた試合を思い出しました。(ちなみに、この時のスペインにいた選手は今大会8番のシャビ・エルナンデス
プレッシングをかける相手に対して、それをパスで交わして(プレッシングによって生じる)相手の人数の少ないスペースをついてくる・・・。
岡田さんが「ロシアはスペインと相性が悪い」と話していましたが、まさにプレッシングの相手にはスペイン(あるいは南米のようなテクニックの高いチーム)に弱いことがハッキリとでました。
特にスペインの得点が、ペナルティーエリアにショートパスで持ち込まれている点は、前の0−4を思い出させるシーンでした。

岡田さんついでに言うと、岡田さんが日本代表に呼ばれ、原さんがFC東京に何度も呼び返されたり、松木さんや木村さんやセルジオさんには監督の声がかからない理由がよくわかります。

なお試合後半にスペインサポーターが歌い出した歌は「シェリト・リンド」。メキシコの応援歌としてとても有名な曲。(というかメキシコの応援は「シェリト・リンド」と「メヒコ、メヒコ、ラ・ラ・ラ」しか聞いたことがない)
私はかくれメキシコファンで、1998年と2002年の2つのワールドカップで、生観戦しています。その際に、メキシコ人から、この2つの歌詞を教えてもらいました。だから歌えるのですよ。

スミマセンね。年寄りになると昔話をしたくなるのです。



posted by BLC at 05:42| Comment(3) | TrackBack(0) | No Life, No Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>>大学時代の4年間で10得点。そして得失点差(?)は+6)

相手のゴールに10点蹴り込み。(ある試合では2得点1アシスト)
そして、自分のゴールに4得点しました。
Posted by 小出の補足 at 2008年06月27日 05:48
ご無沙汰です。楽しかった1ヶ月もとうとう決勝を残すのみですね、かなり寂しいです。(3位決定戦みたかった!) 冒頭の「比べないけど」という気持ち、良く判ります。
今回、意を決してWOWOWと契約して、(同時に見られないGリーグ3戦目を除いては)フル観戦しまして、スペインの活躍に今からリーガの開幕も楽しみです!

日曜日の味スタも楽しみです。 悔しいから比べないけど・・・
Posted by くりやま at 2008年06月28日 05:59
お久しぶりです。
今日は徹夜で仕事して、決勝を見て、これから少し仮眠です。(自由業の強み)
ちなみにバラックはあの後、メダルを外したのでしょうか?
ちなみに×2ですが、私は現役時代、10度の準優勝を記録しましたが、一度も優勝したことがありません。
準優勝で満足していたから、成長がなかったのか?
Posted by コイデ at 2008年06月30日 06:00
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