2008年06月12日

Euro開幕!

仕事が忙しく、毎晩、徹夜になります。
ただ、そのおかげで(チラ見になりますが)Euro2008の試合を見ることができます。

今年は(本来、慎重に入る第一戦目)での引き分けが極端に少なく(8試合中1試合)、また2点差以上の試合が8試合中5試合と、面白い試合が続いています。

で、気になるのが日本代表との差。
一番気にあるのが20分程度経った時間でのチームの修正です。
日本の場合、最近の数試合に見られるように、最初の時間が良かった後、相手に合わせられる。あるいは、出だしに押しまくられて、過ごしずつ相手のペースが落ちる、ということで試合が変化します。

しかし、例えば今、チェコとポルトガルを見ているのですが、最初はポルトガルペース。チェコもはりきって前からディフェンスに行くのですが、ポルトガルはチェコのDFラインとチェイスをかけたチェコのFWラインの間をうまくつくってサイドから攻めていきます。

そうすると15分過ぎくらいから、チェコはボールの奪取ポイントをハーフウエイから5ないし10mのサイドと、そこからFWに入る縦パス(ペナルティエリアの延長線上)の2箇所に設定。
DFの4枚と、中盤の3枚(この3枚はボールサイドにムービングをかける)の2ラインをしっかりとつくってきます。そして、ボールサイドに中盤の前目を一人おいて(奪ったボールをここにつなぐ。逆サイドのミッドフィールダーが絞ってくる感じ)、更にその先のフォワードの2人が動いて崩すという方法をとってきます。
チェコのペースになったのは、ポルトガルの有効な攻めの起点をサイドの相手サイド15m程度の位置と読んで、そこに対応するラインと、スペースを潰すラインの2ラインを明確にしたところだと思います。

ちなみにコメンテーターの城さんは「チェコは前でプレッシャーを」と言っていましたが、決して日本が見せるラグビーで言うところの10mラインから22mラインの間のチェイスではないですよね。
この辺りはもう少し、解説をガンバって欲しいなと思います。
(余談ですが、ポルトガルが2点目。やり方を変えたのか・・・仕事中で観ている範囲では分からず。たぶん、サイドから一旦、中央(センターサークルから少し前目あたり)にポイントをつくったのでは、と推測)

何故かというと、解説者には「煽り」だけでなく、「サッカープレイヤーやコーチのためのヒント」を与えて欲しいからです。
いま、サッカーの底辺が広がっている。そうすると、どうしてもコーチが足りなくなります。私自身、中学、高校、大学と部活動をやってきましたし、中学では県で準優勝、高校でも自分たちの代で県のベスト4まで言っていますが、常任の監督・コーチは無し。大学でも(大学は4部ですが)いませんでした。
だから、コーチの重要さはよく知っています。それで、できるだけ「体の使い方や向き」と「選手のポジショニング(ポジションではなく、試合の流れの中でどう動くか)を中心にして、試合評を書くようにしています。
ボールの扱い技術は天性や、どれだけ早く始めたかで決まります。しかし、「体の使い方やポジショニング」は後からでも指導できるからです。

しかも、「体の使い方」は単なる戦術オタク(4-5-1がすべてとか言っている人)ではなく、現実の選手指導に役立つからです。

例えば、スエーデンの選手で見習うべきは、ボールのトラップを足の前ではなく、わざと「体が横になるまでボールを引いてトラップする」こと。体の大きな選手がボールをキープしつつ、次のプレーの展開幅を拡げる上で極めて有効なプレーです。
スエーデンの後方からのサイドチェンジの有効性は、実はこのトラップから始まっています。
日本の選手のワントラップ目は技術なんですが、ヨーロッパでは「戦術」なんですね。
ちなみに日本のDFのヘタさ(ドリブル対応と、サイドでの甘さ)も、守備技術だと思っているからだと疑っています。ちなみに中学生の時に、それこそ穴があくほど読んだイングランドのサッカー教程の本には、日本で守備技術として教えられていたもののほとんどは「守備における個人戦術」として教えていました。

また、スペインかロシアだと思いますが、フォロースルーをせずに、インパクトで止めるサイドチェンジのロングキックのけり方。これは低くて早いサイドチェンジを支える技術なんです。

昔のサッカー解説者は視聴者が「プレーヤー」だったこともあり、こういう説明がしっかりしていました。
そういう意味で、いま日本には良い解説指導者はいないといっても過言ではありません。

ガンバレ!(まだ、試合は終わっていない)



posted by BLC at 02:31| Comment(0) | TrackBack(0) | No Life, No Football | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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