2008年06月17日

「結局、広告なんじゃん」と言われない為に・・・

今日の朝のコマーシャル2題。

まずビックリしたのはトヨタの「あしたのハーモニー」という、同社のエコロジーの取組の広告シリーズ。
最新作は友近がトヨタのプラグインハイブリッドを紹介している広告です。
でも、驚いたのはプラグインハイブリッドでも、友近でもなく、一番最後に出た「最終号」という言葉。
実は、この広告は今流行のWeb連動広告で、Web上ではタモリを編集長にした『あしたのハーモニー』というwebマガジンを発行しているのです。サイトは→こちら

エコロジーの活動は、まさに「持続可能」の為の活動のはず。だったら「たった1年間で最終号ってなによ」と言われてもどうしようもない。結局、「タモリ(その他、タレント)」を使って「流行のエコ」で、「認知獲得」だけが目標だったんじゃないの・・・と。

実はWeb上で「最終号」だと確認している最中に、もう一つのコマーシャルが流れました。
それがVolvic(1liter for 10liter)キャンペーンの広告。Webサイトは→こちら
こちらは以前にもこのブログで紹介しました。
こちらは「1年間の成果の報告」「2008年の活動目標」の紹介。

昔、ナイキの方から「ブランドはアティチュード(姿勢・態度)だ」と聞きました。
ボルビックもたぶん、そういう意識であり、それがたまたま広告に出てきただけだという広告の作り方です。

それに対して(例え、トヨタがエコに取り組んでいようとも)、トヨタの場合は「まず広告から考えた」という感じがものすごく感じられますし、それが「日本の広告の現状」なのではないかと思います。

「広告はエゴで結構」という開き直りを感じてしまうのです。

先にも書いたように、これからの広告にとって

「エゴ(一企業の営利追求)を社会化・コミュニティ化する(多様な視点を持つ人々の関心事にする)という方法は、これから重要になる。

と思います。

結局、「認知」しか重要な指標を持たない(それ以外の指標を設定できるが、本当にそれをトラッキングしているかは疑問)広告の限界であろうと言われも仕方がない。
それは広告会社の責任だけでなく、広告主側にも「アティチュード」が不足しているのだと思います。

少し、残念なトヨタの「最終回告知」広告でした。



posted by BLC at 09:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 不易流行通信番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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