docomo版メガブランド戦略とも言うべき「docomo2.0」キャンペーンが始まったときに心配していたことが現実になりました。
皆さんもご存じのようにdocomoが新しいコーポレートブランドを導入しました。
同時に会社からのメッセージやCMも一新されました。
結局、「docomo2.0」の広告が諸事情(端末売り切りの新プラン導入)によって、「端末広告」(端末広告なんて、端末会社にやらせればよいのだ)になったのに対し、例えばsoftbankは「家族割」というキャリア会社でしか出せない商品を明確にし、それを「ホワイト家族」で訴求したわけです。
少なくとも「企業」=「商品」=「コミュニケーション」という連関において、「2.0」は失敗なわけです。
ただ、もっと問題は・・・・
その程度の「キャンペーン」に、『2.0』などと言う言葉を使ってしまったこと。
その結果、新しいVIを導入しても、「どうせ、中身のない思いつきに過ぎないのでは」という印象を与えていることです。
私たちブランドやCIに関わる者、特に「言葉」に関わる者は、(言葉は瞬間で生まれるからこそ)その言葉に責任を持たなくてはなりません。
他山の石にしたいと思います。
「2.0」から「手のひらの明日」では、明らかにスケールダウンだよなあ。
ちなみに間抜けなのは未だに「お店」でも「ドコモサイトのトップページ」でも未だに
ロゴを使っていること。
実はロゴは「7月1日から正式に使用する」とのことです。